(大阪からやってきた尚美さん。彼女の真っ直ぐな情熱とタフさには驚かされる。)
先日久しぶりに釣りに出た。今回はいつもの若き釣り友、貫二さんと私、それに大阪の友人尚美さんである。彼女は大学の先生だが釣りが大好きである。その彼女が前回の我々の釣りに興味を抱き、私も輪島の釣りに是非同行したいというので、前回同様宮野船長の小さな釣舟を前々から予約していたのだ。
生憎その日は雨だった。出るか出ないか迷ったが、雨に降られるが波は大丈夫だとの船長の判断で出船となった。せっかく大阪から来たのだからという配慮もあったのだろう。
5時出港だったが、10時の終わりまで止むことなく雨は降り続け、カッパは着込んだもののパンツまでびしょ濡れの釣行となった。
私はジギングで夏のヒラマサを狙ったがさっぱりで、ブリ系さえもアタリはなかった。時折ジグにアタックしてくるのは鯖やキジハタ、ウッカリカサゴだった。尚美さんや貫二さんは鯛ラバで30センチ前後の真鯛や良型のキジハタ、カサゴをいい調子で釣り上げていた。そのうち私も鯛ラバに挑戦、真鯛を2匹釣り上げたぞ。
終盤、突然のように貫二さんが85センチのブリを釣り上げ盛り上がった。彼は若いが幼少の頃から釣りが大好きで、輪島の海や釣りを熟知している、いわば名人なのだ。
雨で体温を奪われ疲れはしたが、ある意味、冒険的であり面白くもあった。尚美さんも震えながらも大いに喜んでくれたようだった。しかし、彼女のなんとタフなこと。
漁港に帰って釣果を見ると案外の大漁だった。貫二さんは大物ブリを自分のところでは処理し切れないからと我々にプレゼントしてくれたので、クーラーボックス一杯の魚を持ち帰ることになった。
いただいたブリの半身は尚美さんのお土産になり、残った半身は二日後、刺身とブリ大根に。ブリ大根は初挑戦だったが、案外美味くできた。それでも残ったやつは漬けにして保存した。
その他、真鯛やキジハタ、ウッカリカサゴは刺身にできそうなものは熟成にし、小さめのものはいつでも取り出して塩焼きや唐揚げ、煮付けができるよう冷凍だ。