雪は一旦落ち着いたものの、再び降り始めた。
今朝の仕事部屋の気温は1.5℃。寒い朝だ。
訪れる人もいない静かな冬の暮らしだ。
朝一番、ストーブに火を点ける。ストーブが赤々と燃え上がり、居間が温かくなると甘コーヒーを作って仕事部屋へ。
先ずは昨日の日記を付け、今日は何をすべきか思いを巡らし仕事が始まる。3月下旬からの那須高原での展覧会に向けての準備仕事だ。展示したい版画を刷り直し、作り直す。なんでも広いギャラリーらしく沢山展示できるという。ならば壁という壁を版画で埋め尽くしてやろうと、正月明けから仕事にかかった。
大版版画はほぼ終わり、小版版画にかかるところ。それらを刷り直していると窓の外に何かが動いた。生命の動きだった。
一号巣箱の少し向こう、アカゲラだった。
タイミング良く、降っていた雪が止んで周囲が明るくなった時だった。
咄嗟にカメラを掴んでファインダーを覗いた。綺麗なオスだった。
コナラの幹に好物の甲虫の幼虫を見つけたのだろう、暫くその場を動こうとはせず、せっせと幹を突いていた。
その快活な様子、、見ているさえ心が弾んでくる。
窓越しだったので、直接撮ろうとそっと窓を開けると、こちらの気配に気付き飛び去っていった。
このところアカゲラとアオゲラは良くやって来る。しかし、撮影できるチャンスは少ない。遠かったり、暗かったり、すぐに逃げたり。アオゲラは家の外壁を突くので屋内からは撮れない。一昨年の冬、外壁に開けた穴から屋内に侵入し、猫たちにやられそうになったところを救出したが、その時に撮影したくらいである。