(麦の83センチ。彼の自己記録であり抑えきれない笑みがこぼれる。)
冬のスズキシーズンである。
私はスズキから釣りが始まったこともあるのだろう、
スズキ釣りが大好きである。
ルアーを投げてただ巻くのである。
ルアーは魚のように泳いでくれ、そいつにスズキがガバッと食いつく。
ただそれだけのシンプルな釣りである。
シンプルだが、だからこそ深いところもあり面白い。
なかなかヒットしないが、ヒットすれば魚体は大きく、引きは強い。
その圧倒的な生体反応にアドレナリンが噴出するのである。
加えて、冬のスズキは脂が乗って美味いこと格別なんである。
とはいえ、奥能登外浦は悪天候が続き、あまり釣りに行けてなかった。
そんな時、能登半島の付け根、津幡に暮らす長男、麦から釣果報告が入った。
次男、青と二人でスズキ釣りに出かけ、
麦は83センチ、青は76センチを釣ったというのである。
私の釣り好きの影響だろうか、
いつしか息子たちも釣りの楽しさを知ったようで駆け出しだが釣り師になっている。
息子たちだけではない。
彼らと兄弟のように育った与呂見の寺の息子たちもそうである。
彼らはよく一緒に釣りに出かけアオリイカ釣りなど熾烈な競争を展開していたりする。
とにかく楽しそうだし、嬉しそうだ。
麦たちの釣果に刺激され私のみならず、寺の三男、鹿もスズキ釣りに出かけてみるが、
今のところ、麦たちを凌ぐ大物は釣れない。
釣りの先輩として、そのうちランカー(90センチ以上)を釣り上げ、
ギャフンと言わせちゃると密かに闘志を燃やしてはいるのだが、
シーズンは年明けの1月までである。

(青の76センチ。初めてのスズキ釣りでこいつを釣った。これで彼はスズキ釣りにハマったようだ。)

(寺の三男、鹿の66センチ。アオリイカ釣りでは仲間内最大の860グラムを釣り上げたが、スズキはまだ70に届かない。)

(根に潜られたが、なんとか根から引っ張り出しゲットできた69センチ。サイズは今ひとつだったが、引きは重く魚体は丸々として刺身にすると脂が乗って、極上だった。)