旧友が版画の注文をしてくれたお陰で久しぶりに版画仕事をやっている。
その合間、天気予報を覗くと海はメバルが釣れそうな状況。
爆釣の予感すらした。
ならば行かずばなるまい。
与呂見の寺の三男、鹿(ろく)は釣りが大好きだが、
これまでメバルの爆釣を体験したことがないとこぼしていたのを思い出し、
田植え仕事の終わった彼を誘って行ってみた。
場所は以前デカメバル釣りに没頭していた頃よく通った懐かしいポイント。
海や風は予想通り最高の状況。
竿を振り始めて1時間はアタリもなかったが、
その後、突然のようにヒットし始め、それが続いた。
予感的中、祭りのような釣りになった。
20センチに届かないやつはリリースだが、村のみんなに食べてもらおうと沢山キープした。
残念だったのは鹿に尺クラスが来なかったことだが、
彼の笑顔こそが最高の釣果だった。