モリアオの沢を覗いていたらへんなやつがいた。
水中で身体をユラユラと揺すっていた。
イソギンチャクの触手のようなものを沢山身にまとい、それがユラユラと揺れてなんとも不思議な動きである。
フラダンスのようだが、その姿は極めて奇怪で、怪物としか言いようがない。
勿論、これまで見たことがないやつだった。
恐らく、カゲロウかヘビトンボかトビケラか、その仲間の幼虫だろうとネットで調べてみた。
しかし、分からなかった。
そのほとんどはヤゴのようであり、またヤゴを長く伸ばした形でやはり怪獣の雰囲気なのだが、
こいつの特徴であるイソギンチャクの柔らかい触手のようなものを身にまとった奇怪なものは見当たらなかった。
途方に暮れていると、ある友人がヤフー知恵袋にUPしてみたらどうかと提案。
これまで知恵袋など使ったことはなかったが、その手があるのかと、試しに上の写真をUPしてみた。
一日経って、2件の回答があった。思ったより少なかったが、その一つが見事ヒットした。
回答者はムラサキトビケラではないかと、その写真がUPされているサイトを紹介してくれた。
サイトの写真を見ると、疑う余地もなかった。
サイトのムラサキトビケラの幼虫の写真である。
特に頭部の模様が、私の撮った写真のものと一致した。上がサイトの写真、下が私の撮ったやつ。
これが成虫、ムラサキトビケラである。
サイトによると、幼虫は他の水生昆虫を食う肉食で、水中の生態系の上部に位置するのだとか。
やはり怪獣なのだ。
私が小さい水生昆虫だと想像してみると、こんなに恐ろしいやつは他にいない。
しかし、こやつは綺麗な水にしか生息出来ないので、水質の指標にもなるらしい。
成虫は幼虫とコロッと違って、小さく可愛らしく、儚い存在感である。
ともあれ、ひとつ勉強になった。
それにしても、
恐るべし!!知恵袋である。