この冬、最高の寒波だとか。
久しぶりにでっかいつらら。
仕事部屋の軒から並んで垂れ下がる。
なんだかな、
でっかいつららは理由なく嬉しいものだ。
ふと思う
屋根の雪が溶けて水になる
そいつが落ちかけて凍り、
そこに水が集まりまた凍る。
そうして長く大きく成長する。
しかし不思議である。
摂氏0度以上で雪は溶け、0度以下で溶けた水が凍る。
以上と以下の微妙なところでつららは出来るのだ。
ふむ・・・・
さらに考えてみる。
積もった雪は下から溶けるらしい。
人家の屋根の場合、特にそうだろう。
外気は寒くても家の中は温かい。
その影響で積もった雪の下が溶けて水になり
その水が雪の下を流れ、軒まで来て初めて外気に触れる。
外気は冷たく、落ちかけた水は凍るのだ。
とすると
外気が相当寒くないといけない。
水が落ちるまでに凍るのだ。
瞬時に凍るほどの気温だ。
しかし、瞬時に凍るといっても限度がある。
いくら寒くても水量の多い川は凍らない。
屋根雪の下が溶けるが、その量が微妙だ。
どっと溶けて軒から滝のように流れ落ちるのでは
つららにならない。
外気温と溶ける水の量(屋内の温度)
その微妙なバランスでつららはできるのだ。
当たり前の話か。
ともあれ、つららができるのは
相当寒いということである。
昼にはすこし温かくなって、
先っぽが膨らんでは
ひょんと水滴が離れる。
次から次へ
離れて落ちる。
なんてことないのだが、面白い。
この離れる瞬間を撮ってみた。
何枚かの一枚
偶然、上手くいった。
よく見ると、水滴は二つ。
でっかいのと小さいの。
でっかいのはまん丸ではないが、小さいのはまん丸だ。
でっかいのもやがてはまん丸になるのだろう。
水滴の大きさでまん丸になるまでの時間は違うのだ。
水滴は落ちる。また落ちる。
ものの重さのことをニュートンは重力と言ったが
最新の自然科学では「重さ」は17番目の素粒子、ヒッグス粒子によって作られるという。
ヒッグス粒子は世界が成り立つための重要な素粒子で、理論上、在るべき素粒子と考えられたが
数年前、ついにヒッグス粒子は発見され、その理論は証明された。
宇宙論、素粒子論の最先端であり、その発見は世界的ビッグニュースとなった。
落ちる水滴を見る。
ふむ、ヒッグス粒子か、
素粒子なるものを想ってはみるが
なんのことだか。
つらつらと
つららを眺めながら
とりとめもなく想いは巡るのだが
ようするに
暇なんだな。
しかし、こんな暇
私にとっては大切なのだとも
思うのだ。