
輪島の文化会館にベートーヴェンを聴きに出かけた。交響曲第7番である。
この曲には特別な想いがある。
10数年前、博多の展覧会へ出向くとき、片道1000キロをこの曲を聴きながらひたすら走った。
出発するギリギリまで仕事をやっていて時間がなく、寝不足のまま、一気に走らねばならなかった。
第7番のあの怒濤のように押し寄せる音の波は、
単調な高速道路、度々襲って来る睡魔を蹴散らし、
前へ前へと背中を押すように鼓舞し励ましてくれたのだった。

オーケストラ・アンサンブル金沢、指揮者はアロンドラ・デ・ラ・パーラさん。
メキシコ出身のべっぴんさんである。
しなやかで美しい指揮だったが、聞き慣れたショルティに比べるとちと迫力に欠けていたか。
アンコールでやってくれたメキシコの曲の方が良かったな。
しかし、素敵な笑顔、よしとしよう。