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![]() 輪島朝市通りにあるギャラリーわいちで昨年に続き展示会をさせてもらっている。冬から春にかけての長期展示である。 その展示のために小さい版画を作った。たんぽぽである。 モチーフは日本のエゾタンポポ。この辺りにはまだ沢山咲いている。 セイヨウタンポポとは少々趣きが違い、ゴツゴツとして逞しい。 この花のように逞しく育てと花の名を娘の名前に貰った。 その娘が里帰りして隣の部屋で絵を描いていた。 思い切り絵を描きたいから仕事を辞めたのだという。 どうやら絵描きになりたいらしい。 ![]() 小さい頃から絵が好きだった。 兄の麦も弟の青も学校の絵の授業では面白い絵を書いたが 日常描いていたのは彼女だし、今なお描き続けているのも彼女だ。 普通、子供の頃は絵が好きでも成長し大人になるに従って絵を描かなくなる。 自意識が成長し周囲を気にしたり、上手く描くことを強要されるからだ。 しかし彼女は描き続けた。描くと気持ちが落ち着くのだと言っていた。 子供が絵が好きだと美術大学に入れようとする親が多い。 将来、たんぽぽは絵描きになるかも知れないという予感はあったが、美大へ行かせるという考えは私にはなかった。 基本美術は習うものではないと思っている。基本的技術や美術に関して知りたいことがあれば自分で図書館にでも行って調べれば事は済む。 本格的に絵を描く前に「アカデミックな美術」を頭に入れることはかえって邪魔になる。 アートとは評論家たちのいう流行や日展の審査員の好む絵を描くことではない。 あくまで自分を見つめ、世界を見つめ、自分の魂を掘り起こし、魂に揺り動かされるように表現すること。 自分や世界と出遇い、その場から湧いて出る自在で新たな力のままに、溢れるように、弾けるように表現すること、それが自己表現である。 学ぶことがあるとすれば、美術のことではなく、自分や世界と真に出遇うための視線や感動するこころを鍛えるということであろう。 現に仕事柄、少しは芸術家たちを知ってはいるが、私がいい仕事をしていると思える作家たちの殆どは人生においてアートと出会った人たちで、美大はあまり関係がない。 ![]() もうひとつ。 私の学生の頃、寺山修司という素敵な詩人がいた。 彼が若者たちに向けてよく発していたメッセージがある。 「若者よ、家を出よ、荒野を目指せ。」 この言葉が好きでこれを我が家の教育方針とした。 「高校を出たら家を出て遠くで暮らすこと。」 「自分のことは自分ですること。」 この二つである。 大学へ行くも行かないも彼らの自由意志だが、行くのなら学費や生活費はなんとか自分で工面しなくてはならない。(勿論入学金など入学に必要な費用は作ってやるがそれが精一杯のところ) 費用の掛かる美大なんて論外なのだ。 子供たちにこんなことを強要するのは、私自身がそういった青春を経験したからであり、親からの仕送りなど一切なく土方をしながら大学に通ったが、決して苦学なんてものではなく、とりわけどんなことがあっても生きていけるという自信はその時についたと思うし、その体験は今も宝になっている。 大学に学んだことは少ないが、その経験に学ぶことは多かった。だからこそである。 反抗期には何かと反抗した子供たちだが、この方針には素直に従った。山で育った子供たちにとって都会で暮らしてみたいと思うのは自然なことだったのかも知れない。 出来るだけ子供たちに手を出さない方針だが、子供たちが家を出る時、ほんとにヤバイ時はどこにいても助けにいくぞ、とは言ってある。 たんぽぽの兄、麦(むぎ)は沖縄琉球大に入学し、建設関係のバイトをしながら学校に通っていたが、単位が足りず2年で除籍。その後、モンゴルを一年半放浪し、帰って来て鰹の一本釣りを一年やって再び琉大に復学し、今は大学院生をやっている。随分の回り道だが、学問に出会ったのだろう。 弟、青(あお)も一応大学に入学したものの一年の春には面白くないと辞めてしまい、今はなにやら思うことがあるらしく、バイトをしながら人生を模索している。 たんぽぽは関東の大学に入学し、奨学金とバイトでしっかり4年で卒業、その後、就活はせず、学生時代からの仕事をしながら横浜で暮らしていた。 子供たちはいつの間にか大人になった。 時折帰って来た彼らと話をすると面白い。 成長した証は素直に話ができること。 人生や哲学、芸術の話、政治や原発の話、とりとめもないが 決して親子の会話ではなく、一人の人間対一人の人間の対話である。 それが可笑しくもあり、楽しいのだ。 ![]() 絵描きになりたいという彼女に 「ゲージツの道では飯は喰えんぞ、現実はそんなに甘くはないのだ。ちゃんとしたところに就職しろ。」なんてことは私は言わない。 やりたい事を思い切りやれ、と言いたい。 やりたいことがハッキリして渾身でそれに向かうこと。 それほどめでたいことはないではないか。 彼女の命、弾けよ、と願うのである。 確かに、その道は厳しいかもしれない。私が手助けする事は出来ぬ。 彼女自身が彼女の道を切り拓くしかないが、 遠くから精一杯のエールは送ってやろうと思う。
by gorosuke85
| 2014-01-28 11:14
| 家族
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Comments(2)
たんぽぽちゃんの「眼差し」メッチャ、カッコいい!!
若さのエネルギーほとばしってます。 別のタイトルの、たんぽぽちゃんとツーショットの おばあちゃんの笑顔も良いな〜♡
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メグちゃん、たんぽぽはいい目をしていると思う。親バカだな。うっひゃー。
彼女の若きエネルギーは沸々としております。あー、また親バカだなー。うっぴゃーー!! ばあちゃんの笑顔は自我が出来上がる前の子供の笑顔と同じだね。ばあちゃん笑えば地球も笑う、そんなでっかい笑いだと思う。
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