1月の終わり、久しぶりに横浜で暮らす娘が帰ってくるという。
なんでも学生時代からやっている仕事を辞めたらしい。次のステップへの休憩だろう。
ともあれ、彼女に故郷日本海のメバルの刺身なんぞを馳走してやろうと帰る前日、釣りに出た。
幸い温かい夜で海の荒れも収まり条件のいい釣りだったが、魚信は希だった。
しかしだ、ここは粘りに粘った。
水平線の上には北極星を挟んで北斗七星とカシオペアが向き合って輝やき、彼らに向かって竿を振り続けた。
そうして気が付くと海面に突き出たテトラの頭に6時間立っていたのだった。
おお!!娘を想う親心・・・・。なんちって。
(実は尺を狙って粘っただけ。)
というわけで、なんとか食材にはなったか。
(最大27センチ)