一日みぞれまじりの雨が降っていたが
午後の止んだ隙を狙って散歩に出た。
毛が短く寒さに弱いと言われる犬種のヘーちゃんカンちゃんだが
寒くてもやはり散歩は嬉しいらしい。
みぞれと雪で白くなった道を弾むように歩き、
リードを離してやると走る走る。
道端のノコンギクもこの寒さに耐えて健在だ。
コウゾリナは雪の上に倒れていた。これから根っこのロゼットで冬を越すのだ。
ふと、先日のスミレと種が気になった。
行ってみると、雪の中まだしっかりと立っていた。
スミレが秋に咲いていること自体不思議なのだが
まして雪の中のスミレである。
信じられない光景だが事実である。
傍の種は雪の前にうまく弾け飛んだようで、なんだかホッとする。
落ちた種を蟻たちはちゃんと巣に運んだであろうか。