いつの間にか野花たちの姿が消えて寂しくなった散歩道である。
しかし、道端をよく見ると沢山のロゼット(根生葉・根出葉)があるのに気が付く。
これまであまり気が付かなかったが、よく見るとその形、面白い。
もともと花を上から見た形の抽象的な模様をロゼットというらしいが、
それによく似ていることから根生葉や根出葉のことをロゼットと呼ぶようになったらしい。
越年草や多年草はロゼットになって冬を越すのだ。
誰かが言っていた。
地面に寝転んでみると草花たちの気持ちがよく分かると。
なるほど
寒い風を避け、少ない日光を一杯に浴びるに最高の形である。
冬をやり過ごし、これらのロゼットから茎が伸びどんな花を咲かせるのだろう。
来春、気をつけておこう。