時は「カンちゃんも来た!!」と前後するが、このことはやはり書いておかねばならないだろう。
2月3日のことだった。
便所で用を足していたところ、窓の外、小楢に鳥が飛来した。
小鳥ではなかった。
白黒の体色、真っ赤な腹。とても目立つが、頭頂は赤くない。
アカゲラの♀だった。
距離7〜8メートル。
慌ててズボンを上げ、カメラを取りに行った。
便所に戻って見ると、まだ彼女はいた。
なんとか間に合った。
フォーカスを手動に変え、ピントを合わした。
アカゲラは木の下の方へ止まり、木を突きながら上に移動する。
カメラを取りにいっている間、相当上に移動したらしく
便所の窓からでは角度が悪い。
二階の部屋に移動すると、丁度いい角度だった。
光の量といい、距離といい、こんなチャンスは滅多にない。
逃げるなよ・・・。
ファインダーを覗きながら、胸が高鳴った。
ヤマセミやアカショウビンもそうだが、
アカゲラはやはり小生にとってスーパースターなんである。