今朝、網戸に甲虫らしきやつが貼り付いていた。
近づいてみると、おお!!ノコギリクワガタじゃないか!!
ほんと驚いた。

普通クワガタがよく出現するのは7月である。
秋に出て来るなんて聞いたことないし
まして、今は既に秋の中盤になろうとしているのに。
まあな、人間と同じようにノコギリクワガタの中にもとぼけたやつがいても不思議じゃないよな。
いるよな、ワンテンポ、いやツーテンポ遅れるやつって。
おっと、おいらかも知れんな〜〜。
そういえば、いつだったか真冬にミヤマクワガタが登場したことがある。
雪に埋もれ、版画を彫っていたときだった。
ふと見ると、そいつが眼の前の机の上をぎったんばったんと歩いているではないか。
で、考えてみた。どうして今ここにいるのかと。
部屋の隅に立てかけてあるコナラの木の枝(50センチ)が眼に留まった。
この枝は風に折られて落ちていたもの。
コゲラが穴を彫り巣を作っていた枝である。
見事に彫られた穴。そこからポッキリと折れていた。
巣の穴は半分になっていたが、あまりに見事なので部屋に持ち帰っていた。
そのコナラの皮の隙間にそいつは越冬していたのだろう。
そして部屋のストーブの温かさに季節を間違えて出て来たに違いなかった。
そいつはさも、おいらを彫ってくれと言わんばかりに目の前を元気よく闊歩するんであった。

「ミヤマクン」