朝目覚めると、寝床の窓から雑木の枝に積った新雪が目に飛び込んで来る。
新雪の度に幾度ともなく見る光景だが、その都度、新鮮、美しいと思う。
雪が止み、青空が出たので外に出て雪の上を歩いてみた。
新雪をキュッ!キュッ!と踏んで歩く。
なんだか心が弾むな。

玄関から山の下へ続く道。

山を少し下りたところからの我が家。

与呂見の寺、竜昌寺への道。
寺の住職和樹さんとの縁で25年前この地に移り住んだ。
彼は私にとって兄貴のような存在である。

畑はこんもり雪に埋もれ、鶏小屋が見える。

積雪を測る棒。只今90センチ。

寺の庫裏の入り口。こんなに雪が溜まる。

庫裏のうらはもっと溜まっていた。

庫裏の風呂の煙突。
今のところ、まだ1メートル弱。
このくらいだと雪も美しくていいのだが、
これが1メートルを越え、
1.5メートルを越えてなお、しんしんと降る雪を見ていると背筋がぞっとするんだよな。
昨冬は2メートルだった。
このところの雪で外に出られなかったばあさん(母)だが、今日はチャンスである。
寺へ用事をしに行きたいという彼女を道を踏み固めながら先導する。

一足一足、ゆっくりゆっくり山を下りる。
時々、雪に足を取られ転ぶが大丈夫。
用事を済ませ、再びゆっくりゆっくり山道を登り、なんとか帰還することができた。
寺は隣だが長い道のりだった。

ばあさんは今年93歳になる。
時折、分からないことを言うこともあるが、
今だに早朝の床の拭き掃除や食器洗いはかかさない。
少々体調が悪くてもまず病院には行かず、パブロン飲んで治してしまう。
ふと、息子として、そろそろあの世へ行った時のことを考えておかねばと思うのだが
まだ、少し早いようである。