でんでんむしむし かたつむり
おまえのあたまはどこにある
つのだせやりだせ あたまだせ
でんでんむしむし かたつむり
おまえのめだまは どこにある
つのだせやりだせ めだまだせ
玄関の前に置いてある自作の壷にカタツムリが二匹いた。
殻の大きさは3センチくらい。
ぬらりと歩いた軌跡が光っている。
おまえのあたまはどこにある?
おまえの目玉はどこにある?
二対の触覚がついている辺りが頭で、その下にはちゃんと口もある。
目玉は大きい方の触覚の先端についている。
触覚に触ると忽ち身体を引っ込め殻の中へすっこんじまう。
再び出て来るのを待っていると、もうじれったい。
でんでんむしむし、の、でんでんは出ろ!出ろ!と言う意味らしい。
だが、
でん!でん!むしむし!!
と言ったところでなかなか出て来はしない。
待っていられないので場を離れ、ふと気が付いた頃にはもういなくなっている。
不思議なのは♂でもあり、♀でもあること。
交尾をするけどお互いに♂になり、♀になり、交互に受精し卵を産むのだ。
とすれば、恋愛感情というのはどんなだろう?
なんかややこしいので考えるのをやめよう。
ところで、ナメクジは殻が退化したカタツムリの仲間だが
ナメクジには塩をまいて退治するけど、カタツムリに塩をまいた話は聞いたことがない。
単に見た目のことなんだろうが、この偏見は心が痛むな。
そういえば、以前、ヤドカリと同じように、ナメクジが殻を見つけて宿にしたのがカタツムリだと頑に信じ込んでいた友人がいたなあ。
どうでもいいけど、
妙に気になるやつなんである。

『蝸牛の土鍋』