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こいつはとびっきりへんなやつなんだ。
とーきどき、部屋に侵入して来て ふんわか、ふんわかと歩いていく。 畳の上だろうが、布団の上だろうが、障害物があろうがなかろうが ふんわか、ふんわか歩いていく。 どこに行くのか、何をしにいくのか、分からない。 細くて長い長い足。 そのうち特別長いのが一本。 そいつでつんつんと前を確かめながら歩いていく。 楕円形の小さい身体はいつも宙に浮いている。 指で長い足にちょいと触ってみると サササッと慌てるように歩くし、 宙に浮いた身体をピヨヨ〜ンと前後左右に揺すったりするんだ。 昆虫ではないし、クモでもないよなあ。 じーっと見ていると、こいつなんだか乗り物に見えて来る。 そういえば、スターウォーズなんかに出て来たような。 いや、地球外知的生命の地球への探査機ではないのか? やつらは虫に擬した探査機を作り、 この中に入って地球のあちらこちら 人間の暮らしにまで入り込んで、 人間たちのすることなすことをじーっと観察しているのではないのか? そうだとしたら、彼らは相当小さい身体だ。 どんな身体をしているのか、顔をしているのか気になる。 そのうち何処かに集結して彼等の運命を決定する重大会議が開かれるだろう。 長年の観察の結果、地球は美しく素敵な星だから我々もここに定住しようか と言う意見に固まりかけていたが アホな人間どもが欲をかき過ぎて フクシマというところで極めてアブナイ物質を大量に放出し 地球を汚してしまったので、 いやそれより、 アホな人間どもと一緒には暮らせないという意見が多数を占め、 いやいや、中には優しくていい人間もいるのだという意見も出て 会議は喧々囂々と紛糾しているかも知れない。 ともあれ、 この歩く探査機の中においらも乗ってみたい、運転してみたいと思うのだ。 と、こいつを見ているとどんどん空想が走り始める。 じっさい、この虫は何と言うのだろう? 調べてみた。 昆虫でもなくクモでもない。 とすると図鑑で調べようもなく途方に暮れるのだが 「昆虫でもクモでもない」というのがかえってキーワードになるかも知れない。 ともかく調べてみた。 先ずはクモの周辺から手がかりを探す。 はじめ、ユウレイグモかも知れないと思ったが違った。 ユウレイグモ周辺を探っているうちにとうとう当った。 その名は 「ザトウムシ」 皆さんは知っていたか知らないか、知らないが 私は知らなかった。 やはり昆虫でもなく、クモでもない。 どちらかというとダニに近い生き物。 盲人が杖を使って歩くのに似ているのでこの名前がついたらしい。 ♂でも♀でも「あしながおじさん」とも呼ばれている。 長い足で音や味、匂い、振動を感知することができ 小さい虫を捕らえ、その体液を吸うのだとか。 特にアブラムシなどは大好物。 山で暮らすので町の住宅地にはまず現れない。 ふむ、そうであったか、 と、一応納得はするものの、 しかし、本当にそうだろうか? 人間たちはすっかり騙されているのではないのか? 人間どもに気がつかれないよう、 彼らの技術の粋を集め、地球上の虫を模して作られた探査機ではないか? という疑念を晴らすことができないのだ。
by gorosuke85
| 2011-10-16 10:03
| 虫たち
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