オオイヌノフグリが畑の近くに群生していた。
文句なしに好きな花である。
第一、名前が可笑しい。
ふぐりとは金の玉のこと。
星の花とも呼ばれるこの可愛い花に犬のキンタマとは何事か。
これは長い間の謎だった。
花が終わり種をつけると種は2つの袋に収まるが、その袋が犬のふぐりにそっくりであることを知ったのは最近のことである。
野花には訳の分からない名前が多くて、どうしてこんな名前がついたのか、
いろいろ頭を巡らして想像してみるのも面白い。
中には花に失礼ではないか、けしからん!!と同情と義憤を禁じ得ない名前もあったりするが、
オオイヌノフグリは多少のユーモアもあり、許すことにする。