少し離れた川の傍の古い大木にアオサギたちが毎年巣を作っている。
およそ十数個の巣が枝々に作ってあって、我々はそれをアオサギマンションと呼んでいる。
田んぼを作るものにとってはアオサギは苗を踏みつけ厄介なやつだが、
ラドンのような迫力で空を飛ぶ姿はとてもいいのである。
サギといえば白鷺を思い浮かべる人が多いだろうが、
アオサギだって十分に美しいし、なんといってもその圧倒的な存在感。
サギの中ではこいつが一番好きかも知れない。
今年のアオサギマンションはどうか?と気になっていたが
昨日、散歩がてらカンちゃんと行ってみると、いた、いた。
今年も木の上に並んだ巣の上でそれぞれ雛を育てているようで、
その活気ある賑わいはほっとするというか、嬉しいのである。
『見上げれば 青さぎマンション 大騒ぎ』