蓮田んぼにメダカを覗きに行った。
いるわいるわ、近づくと波紋を作って逃げる、逃げる。
だから写真を撮るのはとてもムツカシイ。
しかし、諦めず粘って撮ってみると存外、いい写真が撮れた。
これまでのメダカの写真のナンバーワンじゃなかろうか。うっはーー。
田んぼに雪がどっさり積っている間、こいつたちは泥の中に潜り込んで、じっと雪融けを待っていたのだが、その様子を想像してみると実に不思議なんである。まるで肺魚のようではないか。
それだけに雪融けの水の中での春の泳ぎは実に楽しそうだ。
そっと覗いてみてごらん、みんなでお遊戯しているよ。
まさにメダカの学校なんである。
私のガキの頃は川や田んぼのどこを覗いてもメダカの学校だったが、今は絶滅危惧種になってしまった。
一番の原因は用水路の整備で繁殖地である田んぼにメダカが入れなくなったことだが、その他、農薬や環境変化であろう。
メダカ(ニホンメダカ)はミナミメダカとキタメダカ二種の総称であり、一般的に野性のメダカはクロメダカ、野メダカ、昔メダカと呼ばれている。
ここ奥能登与呂見にはまだ沢山の野生のメダカが生息している。
過疎地だからこそだが、
メバルたちがイキイキと暮らしているところで私も暮らしているのだと、
改めて嬉しく思うのである。