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このところ冷たい雨の日が続いている。
その雨が途切れ晴れ間が覗いた日、我が与呂見村の車庫の建前が行われた。 村の皆が使う車庫である。 これまで使っていた車庫がちょっと手狭になったのだ。 久しぶり、村の男たち総出の仕事であった。 材木は寺の和尚和樹さんが近所の農家でもらってきたやつで車庫には勿体ないくらいの立派な材木だった。 その材木に和尚がチェンソーで簡単な木造りをしてくれていた。 小生の配役は知り合いに借りて来たというユンボの運転である。 太くて大きい梁や桁を屈強な男どもとはいえ手で持ち上げるのは無理な話。 普通ならレッカーを使うのだろうが、なるべく経費を使わずやるというのがここの流儀。 借りて来たユンボでなんとかなると。 小生は京都での学生時代、バイトでビル解体の仕事をやっていた。 ペッカーという破壊のための重機の運転手をやっていたのだ。 学費も生活費も稼ぐとなればこんな仕事になっちまうのだ。 大学に行くより、ビル解体の現場にいる時間の方が長く、仕事の合間に学校へ行くという風だった。 能登に移住してから、その体験が大いに役立った。 近隣の離農され誰も住んでいない農家をもらって、それを解体してここ与呂見の雑木山に移築した。 解体の仕事も、移築するときの基礎工事も村の知り合いに借りたユンボで自分でやっつけた。 それのみならず、与呂見村の新しい住人たちの家の造成工事や、村全体の排水工事などもやったなあ。 それぞれの家の子供たちもまだ小さくて、ユンボ仕事をしているとみんな興味津々集まって来て見ていた。 基本、子供たちはユンボやブルトーザーなど好きなんである。虫の怪物のような雰囲気があるからだな。 大きなユンボのバケットに子供たちを入れてメリーゴーランドのように旋回したり、上下させたり、子供たちの歓声、大喜びで何度もやったなあ。懐かしい。 それから25年が経った。 思い出せば昨日のような話。 さて、建前。 先ずは基礎のコンクリートブロックの上に柱を立て、杭を打ち込み固定して倒れないようにする。 垂直はおおよその目見当。 一応柱が立つと、桁をユンボで吊り上げ、柱に乗せる。 ユンボの運転は25年経っても身体が覚えている。少しやっているうちにすっかり思い出した。 柱の寸法が少々違っても、その場でチェンソーで切りそろえつじつまを合わせる。 とても乱暴でいい加減な作り方だが、大丈夫。 こんな調子でこれまで馬小屋、山羊小屋から始まり、鶏小屋、作業小屋、窯小屋、と小屋は沢山作って来たがまあ問題はないのだ。 桁が終わると梁を乗せる。梁が乗ると構造がしっかりとして来る。 一応、棟梁である寺の和尚和樹さん。 与呂見村の住人、寿ちゃん。与呂見村通信の編集責任者であり詩人でもある。 同じく住人、元さん。村の田んぼ仕事の中心である。彼の仕事ぶりは美しいのだ。 そして、村の住人ではないが一番近い存在である小林さん。彼は大阪のそば切り凡愚、真野さんの弟子であり、もうすぐ穴水で蕎麦屋を開店する予定。小生など横浜時代からの知り合いなんである。 しかし、こうやって見るとみんなそれぞれの人生をやって来てそれなりに年を食ったなあとしみじみ思うのである。 夕方、今日の予定のところまでは組み上がったのだった。 小生の仕事は孤独な秘密の仕事である。 いつもは仕事部屋に籠って自分だけの世界に浸り何やらやっておる。まるで自閉症のように。 そんな小生にとって、たまに外でみんなと共同作業するのもいいものである。 なんだかな、 清々しい春風が身体を吹き抜けるようであった。
by gorosuke85
| 2013-04-12 12:49
| 人間たち
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Comments(2)
Commented
by
玄太郎
at 2013-04-13 00:38
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素晴らしいです。すごいいい材木ですね。
近くに住んでいたらおれが屋根は最高傑作にしたかったです。 いいっすね〜。
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Commented
by
gorosuke85 at 2013-04-13 10:10
玄太郎、これから暇を見て屋根に取りかかるが、ほんとお前に手伝ってもらいたいところだ。いい屋根になるだろうに。残念。
まあ、そのうち、またな。
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